関係性は構造だが、愛は構造がない。
だから愛はかかわりをもつが、けっして関係性にならない。
愛は瞬間ごとのプロセスだ。
それを覚えておきなさい。
愛はあなたの存在の状態だ、関係ではない。愛情深い人もいれば愛情深くない人もいる。
愛情深くない人たちは関係を通じて愛情深いふりをする。
愛情深い人たちはどんな関係ももたなくていい――愛だけで十分だ。
愛情関係に入るより愛情深い人でありなさい――なぜなら、関係はある日生まれて、次の日には消えてしまうからだ。
それは花のようだ。
朝それは咲いて、夕方には散ってしまう。
愛情深い人でありなさい。
だが、愛情深い人でいることが非常に難しいことに気がついて、人びとは関係をつくる――そのようにして『さあ、私には関係があるのだから、愛情深い人なんだ』と自分を欺く。
でもその関係は独占、所有、排他なのかもしれない。
関係は恐れから来ているのかもしれない、愛とはなんの関係もないのかもしれない。
関係は一種の安全保障にすぎないのかもしれない――経済上かなにかの。
愛がないから関係が必要とされる。関係は代用品だ。
気をつけなさい!
関係は愛を破壊し、愛の誕生の可能性そのものを破壊する。
OSHO