恋人達も恐れている。
その恐れは、愛がそよ風のようにやって来るからだ。
あなたはそれを造ることは出来ない。
それは製造されるような何かではない・・・それはやって来る。
だがひとりでにやって来るものはどれも、またひとりでに去ってしまい得る。
それは自然のあり方だ。
愛はやって来る。
そしてあなたの中に花が咲き、あなたのハートに歌が生まれ、踊りたいという欲求が生まれる・・・だが、隠された恐怖を伴(ともな)ったまま あなたのところにやって来た、この・・・涼しく、芳香を放つ・・・そよ風が、もし明日あなたのもとを去ったらどうなるだろう?なぜなら、存在はあなたに限られている訳ではないからだ。
そしてそよ風は客にすぎない。
それはいたいと思うだけあなたと一緒にいて、どの瞬間にでも去って行くだろう。
このことが人々の中に恐怖を作り出す。そして彼らは所有するようになる。
彼らはそよ風を取っておく為に、扉や窓を閉め始める。しかし扉や窓が閉まっていると、それは同じそよ風ではない。
その涼しさは失われ、その芳香は失われている・・・。まもなくそれは吐き気を催すものになる。
それには自由が必要だ。
が、あなたはその自由を取り去ってしまった・・・それはただの死体にすぎない。 人は愛すべきだ。
強烈に愛し、トータル(全一)に愛すべきだ。
そして明日を思い煩ってはいけない。
もし存在が今日もそれほど至福に満ちているのなら、存在は明日はより美しく、より至福に満ちることを信頼しなさい。
あなたの信頼が成長するにつれ、存在はあなたにもっともっと気前がよくなって来る。
より多くの愛があなたに注がれるだろう。より多くの喜びと歓喜の花があなたに降り注がれるだろう。
OSHO