タントリックセックス3つの段階【その3】
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そして3つめのステップで、あなたは愛を交わす。
しかし、愛を交わすことを”する”というより、もっと”起こらせ”なさい。
英語の「メイク・ラヴ」という表現は、醜い。
どうやってあなたは愛を作るのかね?
それは何か、するようなものではない。
それは行為ではない。
それは状態だ。
あなたはその中にいることはできるが、それを作ることはできない。
あなたはその中で動くことはできるが、それをすることはできない。
あなたはその中で愛情深くあることはできるが、それを操作することはできない。
西洋的マインド全体が、すべてを操作しようとする。
あなたが愛を交わすときには、のっとられなさい。
ゆっくりと動き、互いの身体にふれあって。
お互いの身体と戯れなさい。
身体は、楽器のようなものだ。
急がないで、物事が成長するのを許しなさい。
もしあなたがゆっくり動いたなら、突然あなた方のエネルギーはともに昇り始めるだろう、まるで何かがあなたをのっとったかのように。
あっというまに、それは起こるだろう。
そうして初めて、タントラは可能になる。
今、愛の中に動いていきなさい・・・あなたの上に降りてくるエネルギーを感じ、それがそれ自身で動くにまかせなさい。
時々あなたは声を上げ始めるもしれない、叫びなさい。
時々、何か言葉が出てくるかもしれない、そうしなさい。
時にはうめき声だけが、時にはムードラが、ある姿勢がやってくるかもしれない。
それを許しなさい。
それは気違いじみたことになるかもしれないが、それを許さなくてはいけない。
そして怖がらずにいなさい、それはあなたが許すことによって起こるのだから。
あなたが止めたいと思った瞬間、それは止まる。
そうしたら、あなたはけしてコントロールを超えてゆくことはない。
神が愛を交わすとき、それはほとんどワイルドだ。
そこにルールはない、決まったやり方はない。
人は、ただ瞬間の上を動いていく。
何もタブーはない・・何も禁じられてはいない。
なんであれその瞬間に起こることは美しく、神聖だ。
なんであれ、と私は言う、無条件にだ。
もしあなたがあなたのマインドをそこに持ち込んだら、それを完全に破壊してしまうだろう。
もし突然彼女の指をくわえたくなったら、あなたは「なんてナンセンスだ!」というかもしれない、そうしたら、あなたはマインドを持ち込んでいるのだ。
あなたは乳房を吸いたくなるかもしれない、何も間違ったことはない。
誰も何が起ころうとしているか知っている者はいない。
あなたはシンプルに、聖なる磁場の中にいる。
それはあなたを連れてゆく、それはそれが連れて行きたいところに、あなたを連れて行く。
あなたはシンプルに開いている、それとともに動く準備をして。
あなたはその方向づけをしない・・・あなたはただ乗り物になる。
エネルギーに、それら自身のやり方で出会わせなさい。
人は、そこから抜けていなければならない― ただ、純粋なエネルギーだけを残して。
あなたは性器を通してだけ愛を交わしはしないだろう、あなたは全身を通して愛を交わす。
それがシヴァリンガムという言葉の意味だ。
顔がなく、手がなく、足もなく― シヴァが愛を交わすとき、彼は男性器そのものになる―彼のからだ全体が。
それは美しい・・・顔もない、何もない。
すべてが消えてしまう。
それはあなたが性器だけを使っているということではない。
セックスが、いたるところに広がったということだ。
あなたの頭はあなたの足と同じように、その一部になっている。
あなたは性器になった。
あなたはもはや男ではない。
あなたはただ、エネルギーだ。
彼女もまたもはや女ではない。
彼女は、ただ、エネルギーそのもの、女性器そのものだ。
それはとてもワイルドなことだ。
もしその前に瞑想し、そして互いに礼拝するのなら、そこに危険はない。
すべてが正しく動くだろう。
あなたはあなたが知らなかったようなオーガズムのピークに達するだろう。
時々、あなたはそれに達する。
それは全身が震え、脈動するような大いなるオーガズムだ。
だんだんと、あなたはクライマックスに達する。
そしてまた、あなたは降りてくる。
それはあなたの全存在を、全システムを浄化する。
時々、射精のないときもあるだろう。
だが、オーガズムは依然としてそこにある。
OSHO