「コントロールを手放す」
今の時代この言葉はだいぶ出回っていて、簡単そうだけど・・・なかなか難し案件である。
僕らは無意識とかマインドとかいうものと共に生きていて、それらが抵抗したくなるものの一つであろう。
それらと共に、タッグを組む社会も「コントロールしろ、安心安全に、そんなことしてなんになる、飲み込まれるぞ、家にいれば安全だ」などと幾千の好き勝手なことを声なき声として呟いてくる。
”コントロールを手放して”が起こる時、マインドやら無意識の抵抗を超え、怖さを超え、カオスに入っていった時、案外エクスタシーを感じ、意外と怖くなく、案外気持ち良くてハマる、なんて体験は多かれ少なかれみんなしていると思う。
意識的な死と似ているのかもしれない、死はエクスタシーとも言われるから。
カオスに入り、没頭し、投げ出し、のめり込み、テクニックに頼らず、今までの経験も役に立たないその瞬間に存在できたなら、時間は消え、分かたれてなく、意識は残り・・・そんな体験を探っていきたいい。
そんな体験が一瞬でも、一度でもいいからできたなら、結構いろんなことが数珠繋ぎに豊かになるのではなかろうかと思っている。
テクニックではないもの・・・
リアルなLIFEの中で展開されていくものを、意識的に、誰しも体験出来る簡単なことから難しいことも区別なく、パズルを解くかのように、歯痒さともどかしさと共に歩めたら・・・こんな面白そうなことはそうそうないんじゃないか・・・これがタントラスピリットと思ってる。